冬の寒さが本格化し、布団から出るのがますます難しい季節になりましたね。
多くの人が目覚ましが鳴ってもつい二度寝したくなるこの季節ですが、今年の冬は少しだけ早起きして、朝の美しい景色を楽しんでみませんか?
特に冬は日の出の時間が遅く、朝7時前後に訪れるため、撮影のチャンスも多いです。
今回は、冬の澄んだ空気がもたらす特別な日の出と、スマホで簡単に美しい写真を撮影するためのコツを紹介します。
・日の出の写真をキレイに撮りたい方
・簡単にカッコいい写真を撮りたい方
・冬シーズンの写真のネタを探している方
・いつもとは違った雰囲気の写真を撮りたい方
最終更新日:2024年11月4日
今冬は少し早起きして日の出の写真を撮りに出かけよう!
刻々と変わる空の表情が美しい「日の出写真」
こちらの写真は、早朝の6時半頃と7時頃に撮影した写真です。
自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃキレイな写真ですよね。
日の出写真の魅力は、夜明け前から日が昇るまでの時間でしか見られない空の表情がとても美しいことです。
暗かった空が少しずつ明るくなり、地平線がほんのりオレンジ色に色付き始め、次第に赤く燃え上がるような空へと変化していく様子はとても見応えがあります。
特に冬の時期は空気が澄み切っているので、朝焼けや夕焼けの空の写真を撮るのにベストな季節です。
普段は日中の明るい時間帯に撮影した写真ばかりで、なかなか朝方や夕方に写真を撮る機会がない人はぜひこの機会に挑戦してみましょう。
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日の出の時刻・方角など事前の準備はしっかりと
まず、日の出を撮影する前に、日の出の時刻と太陽が出てくる位置をしっかり調べておきましょう。
ネットで検索すれば、お住まいの地域別に日の出の時刻や位置を調べることができますが、より正確に知りたい方は「日の出・日の入り時刻方角マップ」が便利です。
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日の出・日の入り時刻方角マップの使い方
「日の出日の入り時刻方角マップ」は、日の出・日の入り時刻と方角が手軽に確認できる便利なウェブサイトです。
地図上に表示される緑色の矢印マーカーを目的地に移動するだけで、その場所での正確な日の出・日の入りの時間や方角が一目でわかります。
検索結果は地図上に赤いラインで表示され、方角も視覚的に把握しやすい仕様です。
また、画面上部のカレンダーマークをタップすると、特定の日付を選んで調べることもでき、撮影計画にとても役立ちます。
任意の日付で検索する方法
①カレンダーマークをタップ→②調べたい日付を選択→③選択した日付で検索結果が表示される。
\日の出・日の入りマップでの検索はこちら/
日の出はどこで撮るのが良い?キレイに撮れる場所は?
「日の出を撮影するにはどの場所がベスト?」と悩む方も多いかもしれませんが、基本的には太陽が見える場所であればどこでも素敵な日の出写真が撮れます。
特に、地平線や水平線から太陽が昇る瞬間を美しく収めたい場合は、建物や高い木などで視界が遮られない、日の出の方角が開けた場所を選ぶのがおすすめです。こうした場所なら、日の出が持つ壮大な美しさをスマホでも簡単に撮影することができます。
冬の早朝はすごく寒い!防寒対策をしっかりと!
冬の早朝は特に冷え込みが厳しいので、日の出を撮影する際には万全の防寒対策が欠かせません。
冬場に日の出を撮ろうとすると、準備や待機時間も含めて寒い屋外で1~2時間ほど過ごすことが多く、十分な寒さ対策をしておかないと長時間の撮影が辛くなってしまいます。
私はダウンジャケットを着込み、マフラーやイヤーマフ、手袋もしっかり着用して出かけましたが、このくらいの装備があると快適に過ごせました。
長い時間を寒い屋外で過ごすので
何か温かい飲み物を持っていくのもおすすめです♪
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夜明け前〜日の出の写真を撮影するコツ
日の出の写真を撮る前に注意することや撮影のコツは、以下の3つです。
①日の出の1時間前には外で待機
②日の出前は「夜景モード+マイナス補正」で撮影
③日の出後は「HDR機能をON」逆光で撮影
これらを意識するだけで初めて日の出を撮影する人でも簡単にキレイな写真を撮ることができますよ。
それぞれ順番に説明していきますね。
①日の出の1時間前には外で待機
日の出の撮影を楽しむなら日の出の1時間前から待機するのがベストです。
「日の出だけ見れれば十分」と思う方は、日の出の15分前に到着しても構いませんが、それでは本当に美しい時間帯を見逃してしまいます。
私のおすすめは、夜明け前の空が少しずつ明るさを増し、色が刻々と変化する瞬間を堪能することです。
特に、日の出前には「ブルーアワー」と呼ばれる、空が深い紫から青へと美しく染まる貴重な時間帯が訪れ、その幻想的なグラデーションは一見の価値があります。
豆知識:ブルーアワーとは?
\こんな感じのやつ/
「ブルーアワー」とは、日の出前や日の入り後のわずかな時間帯に空が濃い青色に染まる幻想的な現象のことを指します。
この美しい瞬間は、だいたい日の出の1時間前から30分前あたりに訪れ、空が深い紫から青がかった色に変わる様子が楽しめます。
ただ日の出だけを撮影して帰るのではなく、このブルーアワーの美しさもぜひ味わってほしいものです。
見逃すのは本当にもったいないので、少し早めに現地入りして堪能しましょう。
日の出の写真を撮るなら、少し早めに外に出て夜明け前の空の色の移り変わりを楽しみながら撮影してみましょう。
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②日の出前は「夜景モード+マイナス補正」で撮影
まだ太陽が昇らず暗い時間帯で撮影する場合は、スマホの夜景モード(ナイトモード)を使うのが断然おすすめです。
通常のモードで暗い場所を撮影すると、全体が暗くなりすぎて写真が黒く潰れ、不鮮明になることが多いです。
しかし、夜景モードに設定すると、光を取り込む時間が自動で長くなり、露光やフラッシュも適切に調整されるため、暗い場所でも明るく鮮明で美しい写真が簡単に撮れます。
さらに写真のクオリティにこだわるなら、カメラ設定で明るさをやや暗めにすると、写真に奥行きと深みが加わり、より魅力的な仕上がりになります。
【Androidでの夜景モードの設定方法】
カメラアプリを起動し、モード選択の「その他」をタップします。
次に表示されるメニュー欄から「ナイト」を選択しタップ。画面右下に三日月マークが表示されたらOKです。
※最新機種のスマホは撮影時に自動的に夜景モードに切り替わりますが、そうでない場合は手動で設定してください。
※お使いの機種によってはモードの名称が異なる場合があります。
夜景モードにすると、シャッタースピードが長くなるため手ブレに注意しましょう。
シャッター幕が空いている間にカメラがブレると、そのブレが出来上がった写真に反映されてしまいます。
撮影中はスマホをしっかり固定しブレないように注意しましょう。
③日の出後は「HDR機能をON」逆光で撮影
太陽が顔を出して辺りが明るくなってきたら、夜景モードを解除して普通の撮影モードで写真を撮ります。
この時に「HDR機能をON」に設定するとより写真がキレイに仕上がります。
HDR(ハイダイナミックレンジ)機能とは、明暗差が激しい撮影状況で写真の白飛びや黒つぶれを緩和してくれる機能のことで、これを使うと画面の明るい部分と暗い部分を丁度よい明るさに調整してくれます。
【AndroidでのHDR機能の設定方法】
カメラアプリを起動し、左上にある歯車マークをタップします。
カメラ設定の下のほうにある「自動HDR」をON(青色)にしたら設定完了です。
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実際に早起きして日の出の写真を撮ってみました【体験レポ】
ここからは私が実際に撮影した、夜明け前と日の出の写真を紹介します。
今回は、午前5時52分から撮影を開始しました。
- 5時52分
真っ暗でまだ日は出ていません。辺りはシーンと静まり返っています。
(奥の方で白く光っているのは街灯です)- 6時00分
空が少し赤く色付き始めました。けれどもまだまだ辺りは真っ暗です。
- 6時05分
空が少し明るくなり、ぼんやりと色付いていた空が薄いオレンジ色に染まっていきます。
上のほうに雲が被ってしまっていますが、上空は濃い青色に染まっていて二層の空がとても美しいです。- 6時30分
それまで黒く覆っていた雲が開けてきて、空全体が明るくなってきました。
地平線に近い位置の空は濃いオレンジ色に染まっていきます。- 6時45分
さらに空が明るくなっていき、空全体がほんのりオレンジ色のグラデーションに広がっていきます。
この頃になると、チュンチュンと雀の鳴き声が聞こえ始め、辺りを見渡すと空全体がかなり明るくなっていることに気が付きます。
- 7時00分
7時になりました。
数分前までは淡い色合いの空だったのが一変して、空全体が赤く燃え上がっているような光景が広がります。
まるで映画のワンシーンのような神々しさです。- 7時05分 日の出
しばらくすると地平線から強い光を放ちながら太陽が顔を出しました。待ちに待った日の出です。
まだ日も出ていない時間から待ち続けること1時間弱。ようやく太陽に出会えました。
今回、日の出の写真を撮るのは初めての試みでしたが、「頑張って早起きしたかいがあった!」と心から思える1時間でした。
ただ少し残念だったのが、撮影した日は曇り空だったので雲の部分が多く、空があまり見えませんでした。
次回は晴れの予報の日に早起きをして日の出の撮影リベンジをしてみたいと思います。
まとめ
冬の澄んだ空気の中で撮影する夜明け前と日の出の写真は、他の季節では味わえない、特別にかっこいい1枚を残せるチャンスです。
この冬は少しだけ早起きして、美しい日の出の瞬間を写真に収めてみてはいかがでしょうか?
ただし、早朝はとても冷え込むので防寒対策をしっかりして風邪をひかないように注意し、冬ならではの撮影を心から楽しんでくださいね。
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