今回は、輪之内町にある「中将姫公園あじさいロード」をご紹介します。
中将姫公園は、輪中堤の桜並木がある穴場スポット。毎年梅雨の時期になると、堤防沿いには色鮮やかなあじさいが咲き誇り、一帯がカラフルな景色に包まれます。
本記事では、現地で撮影した写真とともに、中将姫公園あじさいロードの見どころや見頃時期などを詳しく解説していきます。ぜひ初夏のお出かけの参考にしてみてください。

休日は岐阜県内を気ままに散策!
岐阜散策ブロガー・ぐり子がお伝えします♪
・中将姫公園の場所と駐車場情報
・中将姫公園あじさいロードの見どころ
・あじさいの見頃時期
最終更新日:2025年5月23日
輪之内町にある「中将姫公園あじさいロード」とは

中将姫公園(ちゅうじょうひめこうえん)は、岐阜県安八郡輪之内町にある公園です。
約1.6kmにわたる輪中堤の桜並木には、春はピンク色の桜が、初夏には色とりどりのあじさいが咲き乱れ、憩いの散策スポットとなっています。
公園の名前となっている「中将姫」とは、日本の伝説上の人物。奈良時代の貴族の娘で、とても美しい女性だったと伝えられています。園内には、中将姫伝説が残る一本松や、有名な中将姫請願桜の木が植えられています。

梅雨の季節になると、輪中堤一帯にあじさいが咲き誇り、カラフルな風景に包まれます。
静かな場所なので、雨の日の散策にもってこいの場所ですよ♪
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中将姫公園あじさいロードを散策
中将姫公園あじさいロードの場所とアクセス
公園の場所
中将姫公園は、名神高速道路「大垣インター」もしくは「岐阜羽島インター」から車で約18分、輪之内町の北部に位置します。
公園前には7台程停められる無料駐車場があり、すぐ近くには公衆トイレも設置されています。

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輪中堤に広がるあじさいの花道
※掲載写真は、2024年6月に撮影したものです。

6月上旬、梅雨の気配が感じられる頃、中将姫公園を訪れました。
タイミング的には満開には少し早かったものの、園内を歩くとピンクや水色、紫といった色鮮やかなあじさいがちらほらと咲き始めており、しっとりとした空気の中に美しく映えていました。


ふと見上げると、上の堤防道へと続く階段を発見。興味本位で登ってみると、そこには新緑がまぶしい景色と、あじさいが咲き誇る花道が広がっていました。
雨に濡れた葉や花がキラキラと輝き、まるで絵画のような風景に思わず立ち止まってしまいます。


花をよく観察してみると、定番の丸い形だけでなく、中心に小さな花が集まったガクアジサイや、少し変わった形の品種も多く植えられていて、ひとつひとつ違う表情を楽しむことができました。




さまざまな色カタチのあじさいがあり、見ていて楽しいです♪
堤防道を降り、公園の入口付近に戻ってくると、中将姫伝説にまつわる一本松が目に入りました。

この松は、伝説を後世に伝えるために植えられたもので、もともとは樹齢数百年の立派な松がこの地にあったそうです。遠くからもよく見えるほどの存在感があったといいますが、昭和34年の伊勢湾台風によって倒れてしまったとのこと。今では、中将姫請願桜の接ぎ木も植えられており、歴史と自然が静かに共存している様子に心を打たれました。
さらに少し歩くと、「たいしょう池」という小さな池に出会います。


ここには絶滅危惧種に指定されている淡水魚・カワバタモロコが棲んでいるとのことで、生態保護に関する看板が立っていました。試しに水面をじっと覗いてみましたが、この日は水が濁っていて魚の姿は見られず。
それでも、こうして自然環境が守られていることに温かい気持ちになり、公園全体が地域にとって大切な場所であることを改めて実感しました。
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あじさいの見頃時期は、例年6月中旬〜下旬

中将姫公園では、例年6月中旬から下旬にかけて、あじさいが見頃を迎えます。
園内の遊歩道や堤防沿いには色とりどりの花が咲き誇り、梅雨の季節ならではのしっとりとした風景が楽しめます。見頃の時期にはカメラ片手に散策するのもおすすめです。
中将姫公園 基本情報
所在地 | 〒503-0232 岐阜県安八郡輪之内町本戸70 |
開園時間 | 24時間自由 |
駐車場 | あり(約7台) |
トイレ | あり |
アクセス | 名神高速道路「大垣IC」もしくは「岐阜羽島IC」より車で約18分 |
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おわりに

今回は、輪之内町の中将姫公園あじさいロードをご紹介しました。
歴史や自然が大切に守られているこの場所は、ただ花を楽しむだけでなく、地域の物語にも触れられる素敵なスポットです。見頃の時期を逃さず、ぜひ訪れてみてくださいね。
以下の記事では、初夏におすすめのお出かけスポットについて紹介しています。
ぜひ併せて読んでみてください。



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