
こんにちは
ぐり子(@guriko3_blog )です!
先日 岐阜県関ケ原にある「十九女(つづら)池公園」という場所に出掛けてきました。
ここは夏場に美しい睡蓮の花が咲くとても広い池なのですが、池の上に新幹線が通る橋があり、前回紹介した「大垣ひまわり畑」と同様に新幹線が見られるスポットとして知られています。
開花時期を過ぎていたため、残念ながら睡蓮の花が咲いている様子は見れませんでしたが、一番の目的である新幹線はバッチリカメラにおさめることができました!
それと、池の周りを散策してみたところ、実はその土地は龍女伝説が残る神聖な場であることや、絶滅危惧種の珍しい睡蓮が咲く場であるなど、驚きの発見がありました!
そんなわけで今回は、実際に訪れてみたら数々の発見があった十九女池公園の見どころを紹介したいと思います!
※掲載写真は、2022年11月20日時点のものです。

- 十九女池公園の雰囲気
- 十九女池公園までのアクセス
- 珍しい睡蓮・ヒメコウホネの見頃時期
- 十九女池に伝わる龍女伝説について

十九女池公園ってどんなところ?

十九女池公園は、JR関ケ原駅から南東へ徒歩10分程の距離にある小さな公園です。
十九女と書いてつづらと読みます。ちなみに私は十九女(つづら)と読めませんでした(笑)
公園の目の前に睡蓮が咲く大きな池と東海道新幹線が通る橋があり、睡蓮の花が咲く初夏には新幹線と睡蓮とのツーショットを撮ろうと多くの鉄道ファンが訪れる隠れた名スポットです。
また、公園内にはいろいろな種類の木が生えていて四季折々の自然を楽しむことができます。
ちょうど訪れた日は紅葉がとてもキレイで、鮮やかな真っ黄色の葉が美しいイチョウの木や、赤い紅葉の木、大きな葉を持つトチノキなどいろいろな木を見ることができました。
十九女池公園の場所は?
基本情報
住所 | 〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原3527-1 |
アクセス | 関ケ原ICより東に車で5分 JR関ケ原駅より徒歩10分 |
営業時間 | 24時間営業 |
駐車場 | 無料駐車場あり/約6台 |
トイレ | あり |
公式サイト | 関ケ原観光ガイド・十九女池 |
周辺の様子
新幹線が見える池までは、駐車場からスグ

新幹線が見える池までは、十九女池公園の無料駐車場から歩いてすぐの距離にあります。
目の前にある階段を上がって少し歩いた先が目的地です。
無料駐車場・トイレがあります
十九女池公園には車が停められる無料駐車場があります。
停められるのは6台程で数が少ないです。
また、駐車場から少し離れた場所にはトイレもあります。歩いて数分程の距離です。
十九女池公園を散策〜池の上を新幹線が通過する自然豊かな公園
秋は紅葉が美しい!自然に囲まれた公園

駐車場のすぐ目の前にある階段を上がっていくと遊歩道がある広場に出ます。
辺りを見渡すと周りには様々な種類の木が植えられていて自然豊かな雰囲気です。
公園に訪れた時はちょうど紅葉シーズン真っ只中で、辺りはオレンジや黄色に染まった葉がとてもキレイでした。


駐車場へと続く階段の近くには休憩所がありました。
歩くのに疲れたらここでひと休みするのも良いかもしれません。

十九女池には様々な生き物が生息

公園内を歩いていくと「十九女池で出会える生き物たち」という大きな看板が。
ここで見られる生き物の特徴や見頃の時期など詳しく書かれていました。
今の秋冬シーズンだと、ヒヨドリ、イカルという野鳥と、外来種であるミシシッピアカミミガメなどが見られるようです。

池の近くはこんな感じ。
目の前には東海道新幹線が通る大きな橋が掛かっていて、数分おきに新幹線が通過していきます。

池の周りはウォーキングコースになっていて、歩いていくと池をぐるっと1周することができます。
ちなみにその距離はなんと900メートル!かなり長いです。

水面に浮いているのは睡蓮の葉です。
初夏にはここで美しい睡蓮の花が咲く光景が楽しむことができるそうです。
興味で池の底を覗いてみましたが、とても濁っていて真っ黒で何も見えませんでした。
しかし、じっと水面を眺めていると水の中に住む生き物(魚か亀?)が吐いた泡がブクブク浮かんでくるのが見えました。

個人的に気になったのが、公園の西側の奥にある「十九女乃宮」という小さな社や「十九女池と竜女伝説」と書かれた立派な看板。ここだけ他とは違うどこか神秘的な雰囲気が漂っています。
実はこの十九女池には大蛇の化身である美しい娘の伝説があり、古くから言い伝えられているのだそうです。

自然豊かな公園に、新幹線が通る池、
そして神秘的な雰囲気のある社・・・
十九女池公園には見どころがいっぱいだね♪
新幹線を撮影するなら連写モードがおすすめ

十九女池に実際に訪れてみると分かるのですが、新幹線が通っていく橋との距離がめちゃくちゃ近いです!
「新幹線が来たぞ!」と思いカメラを向けるとあっという間に通り過ぎていきます。
(特に先頭車両をカメラにおさめるのが難しい・・・)
タイミングとしては、新幹線が近付いて来た時の「ゴオオオオ・・」という轟音が聴こえたら素早くカメラを構えて連写モードで撮るのがおすすめです。

たくさん撮った写真の中から
「これだ!」と思うベストショットを選びましょう!
絶滅危惧種の睡蓮「ヒメコウホネ」

十九女池には、ヒメコウホネという絶滅危惧種に指定された、全国的にも非常に珍しい睡蓮が自生しています。
ヒメコウホネは葉を水面に浮かせて成長する水生の多年草で、小さな黄色の花を水面から突き出すようにして咲かせます。
見頃の夏には本来こんな感じに花を咲かせるのですが・・・

池に訪れた11月後半にはこの通り・・・何も見えませ〜ん;(><)

今回は残念ながら開花シーズンをとうに過ぎていたので花が咲いている様子を写真に撮ることはできませんでした。
しかしこの池でとても珍しい花が咲く場所だと知ることができて良かったです。
十九女池で見られる睡蓮の見頃は?
十九女池では絶滅危惧種のヒメコウホネの他に、一般的な睡蓮の花も楽しむことができます。
ここで見られる睡蓮の見頃はだいたい6月中旬から7月中旬頃の朝方です。
睡蓮は午後には花が閉じてしまうため、鑑賞するなら午前中に訪れるのがベストです。

お出掛け前にGoogleのクチコミやSNSなどで開花状況をチェックすると間違いないですよ♪
十九女池に伝わる「龍女伝説」

先程少し触れましたが、この十九女池には「龍女伝説」という古い言い伝えがあり、現地の案内板にその伝説についての詩が記されています。
「つづらひめのふえの詩」
昔々のことやけど、夜更けて1人のお姫様。歳は十九の別嬪で横笛吹いて通ったと。若者居る家探してはお椀を貸してもらったと。若者は部屋の中、美し笛の音待っていた。胸をドキドキさせながら、娘の来るのを待っていた。
「しかし いずこの娘じゃろ。まさか大池 十九女池、大蛇の化身ではあるまいか。」
娘が来た時その隙に大蛇の嫌いな針さした。娘はばったり来なくなり、お椀と横笛残したと。(十九女池にまつわる龍女伝説より)
昔、関ケ原の大きな池に恐ろしい大蛇が住んでいました。夜になると十九ぐらいの美しい娘となって、横笛を吹いて歩いたり、若者のいる家へお椀を借りに来たりしました。若者たちは胸をときめかせながら、毎晩娘が来るのを待っていました。しかしどうしたことか、誰も彼女の住まいを知りませんでした。「もしかして大蛇の化身では。」ある若者が次に娘がお椀を借りに来た時にその底に縫い針を刺して渡しました。大蛇は金物が大嫌いなので、女を試したのです。その翌日からはぱたりと女の姿が見えなくなり、しばらくして「縁あって遠くへ参ります。十九女」と書いた短冊と横笛が若者の家の入り口に置いてありました。
なんとも不思議なお話ですね。
ちなみにこのつづら姫が残したとされる横笛とお椀は、それぞれ関ヶ原にあるお寺・八幡神社と法忍寺の宝物となっているそうです。興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ

いかがだったでしょうか?
Googleのクチコミを見てみると、春には梅の花が咲き、夏には池に美しい睡蓮の花が、秋には紅葉が見え、そして寒い冬には渡り鳥がやってくるなど、十九女池公園では季節ごとに様々な風景を楽しむことができるようです。
もし関ケ原に訪れる機会がありましたら、池の上を走る新幹線をひと目見に、ぜひ一度十九女池公園に足を運んでみて下さい。
素敵な写真が撮れること間違いなしです!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
この記事があなたの参考になれば幸いです。
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